大分合同新聞社は、国連が掲げた「SDGs(持続可能な開発目標)」の実現・達成に向け、「環境保護」「経済開発」「社会的包摂」の理念に基づいた継続的な企業活動により、社是である「大分県を豊かに」の実現に貢献してまいります。併せて「SDGメディア・コンパクト」への加盟を通じて、2030年のSDGs達成に向け、報道機関としての役割を果たしていくことを宣言します。
大分合同新聞社では創刊135周年を迎えた2021年「SDGs」への取り組みに向けた第一歩を踏み出しました。これまでの期間は、2030年の大分を中長期的視点で見据え、未来の大分における大分合同新聞社の役割について考察を深めてきました。
本年は、大分合同新聞本紙や各種媒体を通じて県民のみなさまと共に学びながら、より地域に根ざした大分合同新聞社のSDGsを創り、目標達成を目指すための活動をスタートさせます。また、既存事業を通じて地域・社会が抱える課題への解決を図るととともに、地域に必要とされる新しい事業を創り出し、豊かな大分の実現を目指していきます。
本年は、大分合同新聞本紙や各種媒体を通じて県民のみなさまと共に学びながら、より地域に根ざした大分合同新聞社のSDGsを創り、目標達成を目指すための活動をスタートさせます。また、既存事業を通じて地域・社会が抱える課題への解決を図るととともに、地域に必要とされる新しい事業を創り出し、豊かな大分の実現を目指していきます。
2021年、若手社員を中心に「2030年に目標とする大分の姿」をテーマとして議論を重ねました。その中で出てきた「自然と利便性のバランスがちょうどよく住みやすいのが大分の魅力」というアイデアを起点にして、SDGs活動コンセプトを検討しました。私たち大分合同新聞社は、将来を生きる世代にとっても住みやすい大分を引き継いでいけるように、誰でも安心して豊かな生活を営むことができる地域社会を目指して活動を展開していきます。
※リバブルシティーの「リバブル」から引用しており、リバブル(Livable)とは「住みやすい、快適な、生き生きとした」という意。「既存社会・環境資源・経済インフラのストックを活用しながら、幅広い世代・属性の人々に持続可能で質の高い生活を提供できるまち」を表しており、グローバルな都市評価の指標のひとつとなっている
新聞本紙・各種媒体の発行という既存事業や今後展開する新規事業を通して、SDGs活動コンセプトの実現に向けた各種取り組みを推進していきます。以下取り組みはその一例としてご紹介します。
※NIE・・・Newspaper In Educationの略 NIB・・・Newspaper In Businessの略
女性社員の育児休業取得率100%を継続中、男性社員も7名が取得済み。全社員に年2回の定期健康診断(2021年には受診率100%達成)を実施し、産業医や保健師と連携したフォローアップ体制も整備。2021年には経産省の健康経営優良法人にも認定されている。2021年度に続き2022年度も経産省の健康経営優良法人に認定されました。
資格取得やボランティア、ファミリーサポート休暇制度を新設。社員の学び直しや地域貢献などをサポートするとともに、有給休暇以外でも学校行事や家族の病院付き添いなどに幅広く対応できる制度を新設し、ワーク・ライフ・バランスの実現を目指しています。
令和元年9月に開園(運営はグループ社)。子育てをしながら働く社員が安心して働ける環境を整備。提携企業(25社/令和4年3月末現在)からも園児を受け入れる体制を整え、地域課題の解決にも取り組んでいます。
古紙(購読済み新聞)回収を継続的に実施。令和3年の回収量は2,040トン。回収された古紙は新たな新聞用紙へ再生されています。また、新聞を使ったエコバッグ作り方教室をプレスセンターと開催し、脱プラスティックの取り組みを促進しています。
新聞印刷の過程で発生する新聞用紙の余った部分を、社内用ペーパータオルとして手洗い場に設置。資源の再利用だけでなく、コロナ禍での感染対策としての手洗い励行にも貢献しています。
全社員へのスマートフォン支給と社内ポータルサイトの構築により、各種申請&精算、WEBを活用した社員研修などを実施。勤怠管理システムの導入により、時間外労働の削減も達成。社内外におけるWeb会議やテレワークにより、効率的な働き方やデジタル化への取り組みを促進しています。
印刷センター内の照明を蛍光灯からLEDへ交換しています。これにより、環境への悪影響の低下と省エネルギー化に貢献しています。
2020年12月、SDGs推進委員会が発足しました。カードゲームや有識者を招いた講座、県内企業様との座談会を通じてSDGsに関する知識を深めています。
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goalsの略。以下SDGs)は2030年までにあらゆる国の人々が平等に過ごせる、持続可能でより良い世界を実現するための世界共通の目標です。SDGsの基本的な理念「誰一人取り残さない」を掲げて、2015年に国連にて採択されました。現在、世界中の国と人々が一丸となって取り組んでいます。
SDGsという言葉を聞くと、環境問題や貧困についての取り組みという印象が強いかもしれませんが、それだけではありません。質の高い教育の推進やジェンダー平等達成に向けた行動促進、誰もが働きやすい環境の整備など私たち一人一人が生活しやすい環境を作るためのヒントとしてゴールが掲げられています。
17個の目標は「環境」「社会」「経済」の3分野に分けられ、実施手段である「枠組み(目標17)」によって相関しています。右の図から、豊かな環境を基盤として より良い社会がつくられ、経済が発展しているということが理解できます。それぞれの関連性を意識しながら、取り組みから生み出されるプラスの側面とマイナスの側面に配慮することが重要とされています。
大分県唯一の県紙として、本紙やGX PRESSをはじめ各種媒体、イベントなどを通じてSDGsに関する情報をわかりやすくお伝えします。